インドネシア料理といえばナシゴレンやサテを先に思い浮かべるでしょう。そんな中でファストフード的な扱いのバクミー。
Bak Mie(またはBak Mi)は福建語のBak(肉)と麺を意味するMieのこと。インドネシアではBakmi GMがチェーン展開しており、バクミー自体を知っている方は多いのではないでしょうか。
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とお悩みのあなた。
『まだ知られざるお店〇〇編』の第一弾は、庶民の味バクミーを気兼ねなく楽しめるお店を紹介します。
日本人の味覚にも合うバクミー。今回紹介するバクミーのお店は訪れる価値ありです。
価格 | ★★★★★ |
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おすすめ度 | ★★★★☆ |
味 | ★★★★☆ |
記事の目次
まるで日本のラーメン屋!カウンターで楽しむバクミー
サラリーマンが「ここのラーメン屋知らないだろ!?」と自慢げに紹介しそうな装いの店内。「こんなところにあるの?」と思ってしまう立地にあり、『まだ知られざるシリーズ』にぴったりの雰囲気を醸し出しています。
店外に飲食スペースはあるものの、店内のカウンターはたったの7席。全くゆったりできないお店ですが、昼食時には入店できない人たちがお店の前で列を成しています。並ぶのを回避したい方は少し早めの11時30分ごろに行くのがおすすめです。
暖簾をくぐり、早速入店。先ずはカウンターで注文とお支払い。今回紹介するのは太麺と細麺のバクミー。奮発してそれぞれ店内で1番目と2番目に高いものをオーダー。
それでもRp.40,000(320円)前後とまさに庶民の味方!更に奮発してトッピングにPangsit Gorengも追加で注文しました。それでは早速実食です。
気になるバクミー!その見栄えはいかに?
待つこと3分少々。麺を茹で、トッピングを加えて出来上がり。写真はMie Keritingで細麺のバクミー。BaksoかPangsitのいずれかを選びます。
Baksoはいわゆる肉団子で、Pangsitは水餃子です。選んだものがスープに入って提供されます。写真の通り、バクミーはスープ+汁なし麺。
麺には味付けされた鶏肉と青菜が添えられています。麺の丼の底に微量の出汁があり、鶏肉は濃い目の味付け。
細麺は味付けされた鶏肉が絡みやすく、食べやすくなっています。インドネシアでは細麺の方がメジャーなため、お客さんも細麺を注文する方が多いようです。
続いて太麺のバクミー。Mie Karet Komplit Bengeudhはいわゆる全部乗せ。スープにBaksoとPengsitが入っており、更に味付けされていない鶏肉がトッピングされ、約400円。
鶏肉の味付けは細麺のバクミーと同様ですが、麺が太い分食べ応えがあり、一緒に行った男性は太麺が好みとのこと。
トッピングで追加注文したPengsit Goreng(ワンタンの皮を揚げたもの)を添えて、BaksoとPengsitをダイブさせます。麺が太く鶏肉が絡みにくいので少しスープを垂らします。麺を混ぜると、なんとも写真映えのしない状態になります。
いざ、実食です。ケチャップマニス(甘ダレ)で味付けされた鶏肉が麺に絡み、まさに美味。これぞバクミーという味ですが、ここのバクミーは味に深さが感じられます。
鶏肉がケチャップマニスだけの味ではなく、生姜の薬味が効いており、青菜の香りも生かされています。旨味が麺に絡み、あるあるだけど他にはない味。
細麺はスルスルっと食べることができ、太麺はしっかりとした麺の味が感じられます。
無くてはならない調味料
先ずはそのままのバクミーを楽しんでから、調味料で味変。ガーリックや酸味の効いたタレ、そしてサンバル。サンバルはとても辛いので少しずつ加えましょう。
味を変えなくても十分美味しく召し上がれますが、「これを加えたらどんな味になるのだろう…?」と冒険心が勝ることでしょう。サンバルは使い過ぎたら後悔しますが、辛さを加えてこそインドネシアの味。
ケチャップマニスの甘さとサンバルの辛さの相性は抜群。
最後はスープも加えてさっぱりと。鶏の出汁が効いたスープも美味。食べ終わってから「また来よう」と思える数少ないバクミー。お店の前で列を成すのが納得の味です。
もっと早く知りたかったと思わせるバクミーはコスパ最強の一品です。
食べて納得。Go Foodの多さ
ひっきりなしに出入りするフードデリバリーの運転手。やはり美味しいお店はデリバリーも活況です。茹であがった麺をテイクアウト用の容器に箱詰めだけをする店員さんもいます。(Go Foodの注文の仕方は以下のページを参照ください。)
心揺れるアイスクリーム
DEMIEでバクミーを食べた後についつい買ってしまうCold Mowのアイスクリーム。バクミーだけでも十分ですが、アイスクリームを食べれば120点の昼食に。
「ランチを400円で済ませたのだから大丈夫」と、いとも簡単に罪悪感を打ち消せます。
まだ知られざるお店 バクミー編まとめ
毎日食べるとちょっと飽きてしまうインドネシア料理。それでも美味しいインドネシア料理は沢山あります。日本人にとって決してインドネシア料理の1番手には来ないバクミー。
そんな中でもDEMIEのバクミーはTOP10にはランクインするのではないでしょうか。
ダルマワンサの有名インドネシア料理Plataranの裏手にあり、アクセスも良好。是非チョバしてみてはいかがでしょうか。
店名 | DEMIE Bakmie |
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所在地 | Ruko Pelaspas, Jl. Dharmawangsa Raya No.4, RT.4/RW.2, Pulo, Kec. Kby. Baru, Kota Jakarta Selatan, Daerah Khusus Ibukota Jakarta 12150 |
電話 | 0877-8140-2333 |
営業時間 | 9:00-21:00 |