ジャカルタ在住者が肌で感じるインドネシアの治安!

日本を離れ、異国に行く際に治安を気にしない方はいないはず。「外務省の海外安全ホームページで調べたから大丈夫!」と思っていませんか?治安状況は日々変化します。基本的な情報に加え、最新情報も確認してから渡航することをおすすめします。

  • インドネシアの治安は良いのか悪いのか?
  • インドネシアで特に注意すべきポイントは?
  • インドネシアの治安の悪いエリアはどこ?

とインドネシアの治安情報を収集しているあなた。実際に住んでいる筆者がインドネシアの治安情報の生の声をお届けします。外国人は格好の餌食であり、詐欺師の好餌です。

過度に敏感になり過ぎず、かといって油断しすぎてはならない。治安が良い、悪いと一言で断言することはできませんが、ご自身の安全を確保するためにも、インドネシアに訪れる予定の方は是非参考にしてみてください。

インドネシアの世界治安ランキング!


国際シンクタンクの経済平和研究所(IEP)が発表した2018年の世界平和度指数。その国の治安を知るうえで参考にしている方もいるのではないでしょうか。

日本は9位のこのデータ。インドネシアは55位です。尚、韓国は49位でフランスは61位。パレスチナ、イスラエルが141位と146位で、トルコは149位です。イメージより高かったり低かったりする国があり、参考程度に見る分には興味深いデータです。

世界平和度指数の調査方法は内戦の数や程度、対GDPの軍事費比率や近隣国との関係など、出張や観光で訪れる際に必要な情報とは異なる場合もあります。

内戦が頻発している国にはもちろん行きたくありませんが、内戦がゼロで軍事費比率が低くても、殺人事件が多ければその国には行きたくありません。また、殺人事件が無くとも、ひったくりや薬物事件が多い国にも行きたくありません。

ランキングはあまり役立たない情報です。日本国内でもハロウィーンやW杯開催中の渋谷と、過疎化が進んだ地方を『同じ治安』と思う人はいないはず。重要なのは、以下のような情報を予め知り、意識することではないでしょうか。

  • どのエリアが危険なのか
  • どの時期に治安が不安定になるのか
  • 気にすべきポイントは何か

特に女性は気を付けたいジャカルタの治安


どのエリアでも注意しないに越したことはありませんが、特に注意したいジャカルタの2つのエリアを紹介します。

中華系の多いジャカルタ北部の繁華街『コタ』

コタはジャカルタの北部に位置する繁華街(チャイナタウン)。中華系の人が多く、美味しくて安い中華料理のみならず、ファタフィラ広場や歴史博物館などもあり、観光スポットとして是非訪れたいエリアです。ジャカルタの駐在員で美味しいコタで美味しい中華を食べたり、出張者を観光地に案内したりする人も多くいます。

一方、売春宿やクラブといったスポットが多くあり、クラブでは大麻やドラッグが流通しているエリアでもあります。夜のコタは場所によっては治安が悪いので、深夜に一人でコタに行くのは避けましょう。

また、インドネシアでは中華系に対して、潜在的に不満を抱いているといわれています。1998年に当時のスハルト政権やガソリン等の値上げの不満が華人に飛び火し、ジャカルタを中心とした大規模な暴動に発展し、治安が悪化

コタにある華人が経営する商店が襲撃されたり、華人が殺害されたりしました。また、2016年にはイスラム教徒で中華系インドネシア人であるプルナマ氏(元ジャカルタ州知事)がイスラム教を冒涜したとして20万人規模のデモがありました。

日頃からデモがある訳ではありませんが、お金持ちでインドネシア経済を牛耳る華人は標的にされやすいため、国内政治が不安定な時期は中華系の多いジャカルタのコタ地区は治安が荒れやすい要注意エリアです。

尚、ジャカルタのコタの更に北に行くとスラム街があります。汚水の臭いが漂っており、歩いていると視線を感じるので、迷子にならないように気を付けましょう。その人が観光客か否かは見た目で分かります。インドネシアの宗教事情にも配慮し、女性は肌を露出した服装は控えましょう。

ジャカルタでもデモ発生頻度の高い独立記念塔周辺

労働団体によるデモや政治家に対する不満が起きた際はジャカルタのベンチマークとも言える、独立記念塔(モナス)の周辺でデモが行われることがあります。独立記念塔はジャカルタの中心地にあるため、観光で訪れたり移動の際に通ったりすることがあることでしょう。

デモ情報は大使館のHPに掲載されているので、訪れる前に確認することをおすすめします。デモが発生しない時は市民の憩いの場です。

テロが起こる時期がある

イスラム教が人口の約9割を占めるインドネシア。ラマダン(断食月)やレバラン(断食明け大祭)の前後にはテロが発生することがあり、特定のエリアに限らず治安も多少悪化します。

2018年にはキリスト教会での自爆テロが発生。イスラム教徒が多い国や地域では、ラマダン前後は過激派によるテロが発生しやすい時期です。観光で訪れるなら、治安が荒れやすい断食中は避けた方が無難でしょう。

鵜呑みにしたくない外務省の海外安全情報


外務省の海外安全情報のページを見ると、危険レベルが4段階で評価されています。インドネシアはレベル1の「十分注意」。アメリカ全土はレベル0。インドネシア以上に容易に銃が手に入り、ギャングがいるエリアがあるにも関わらず、レベル0は全く当てになりません。

夜中に1人で出歩いた場合、アメリカの方が余程恐怖を感じることでしょう。もちろん、エリアや犯罪規模の違いはありますが、ピンポイントで危険な場所を知っておくことが重要です。

危険レベルに惑わされず、発信した情報を常に確認するようにしましょう。デモ情報は事前に配信されるので、とても参考になります。

外務省海外安全ページ(インドネシア)URL:
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0062

バリの治安情報


首都ジャカルタから東に約1000kmの世界的にも有名な観光地バリ島。バリの人々も観光客には慣れており、露店のおばちゃんですら英語やカタコトの日本語を使いこなします。バリはインドネシアでありながらヒンドゥー教の人々が住んでいるため、お酒も肌の露出も気にすることはありません。

観光業で潤っている地域なため、ホテルやリゾート施設が治安の維持、改善に積極的。2002年と2005年にテロ事件があったものの、それ以降にテロはありません。バリ島には反テロ部隊の政府組織もあり、今後はより一層治安改善が見込めるといわれています。

しかしながら、露店などで多少のぼったくりは日常茶飯事。そもそも売り手も言い値で物を売れるとは思っていません。とりあえず料金を提示し、複数購入で値引きを持ちかけてきます。値引きを楽しむつもりでお買い物することをおすすめします。

また、ひったくりも発生します。当たり前ですが、街中の換金所を出る時は注意しましょう。警戒しているオーラを出すことも重要。悪者が悪者顔で近付いてくることはありません。

「悪い人そうに見えたけど騙された」という人はおらず、「良い人そうに見えたけど騙された」が被害者の常。バリだけでなく、旅行先の思い出はすべて良いものにするには、防御力が大事です。

インドネシアの治安2019


2019年4月にインドネシア大統領選、5月1日のメーデーが過ぎると5日から断食が始まります。30日のキリスト昇天祭を挟み、6月4日まで断食が続き、5日からレバラン休暇があります。5月中旬から6月にかけてテロが発生するかもしれません。

現政権(新政権)に対する不満があれば、いつでもデモが起こり得るインドネシア。インドネシア渡航前には外務省情報を確認するなど、最新情報の入手を心掛けましょう。

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