インドネシアに滞在することになり、お子さんをどこの幼稚園(キンダー)に入れようか、困ってはいませんか?生活する上で、幼少期の環境は成長過程でも無視できない要素ですし、選び方を間違えてしまうと私生活にも影響が出るため、慎重に選びたいもの。このページでは、幼稚園の特徴から、概要、選び方について解説してます。
- ジャカルタのキンダーってどんな種類があるの?
- インターのキンダーに入れたいけど、どこがいいの?
- 保護者同士の付き合いって大変なの?
とお悩みのあなた。
ジャカルタの幼稚園について知りたい方は是非ご覧ください!
記事の目次
ジャカルタでは1歳半からプレスクールに通園!?
ジャカルタの日本人の多くはお子さんが2歳前後になったらプレスクールに通わせます。
4歳まではインターナショナル系のキンダーに通わせ、5歳の年中から日系に通わせる方も。
1歳半でプレスクールに通わせることに抵抗を抱くかも知れませんが、慣れれば午前中をリラックスタイムに使え、ストレスを抱え込まずに済むかも知れません。
まず、重視するポイントを明確に!
ジャカルタでお子さんを幼稚園に通園させる際、保護者である皆さんが重視するポイントは何ですか?
「海外にいるからインターナショナルのキンダーに入れたい!」「清潔で自宅が近いところがいい!」それとも保護者同士の付き合いの密度でしょうか?
日系、インターナショナル系それぞれに、メリット・デメリットがあるので、まず、皆さんが重視するポイントを明確にし、その上でしっかり選んで行きましょう。
お子さんをインターナショナルのプレスクールに通わせたい方
インターナショナルのプレスクールに通わせたい方は、保護者同士の付き合いもがっつりやるつもりで入園させた方が良いでしょう。
JIS(Jakarta Intercultural School)などのプレスクールは、費用がかなり高いうえ、チャリティが多く、保護者であるあなたの英語力も問われます。
もし万が一問題が起きてしまった場合、外国人の保護者と話し合わなければなりません。
お母さんが英語もある程度でき、子供を英語の環境に慣れさてない方は是非インターナショナルのプレスクールに通園していただければと思います。
幼心に外国人がそばにいる経験は日本ではそうできるものではありません。
そういった環境にいることで、外国人に偏見がない人間に成長できるかもしれません。
インターナショナル系のキンダーといえども、もちろん日本人が多く通っているインターナショナルのキンダーもあります。
3~5年で帰任する方が多いですが、せっかく通わせるなら、長く通園してたくさんお友達を作れる環境に通わせたいものです。
なお、幼稚園児(5歳程度)が英語で生活しても、英語には慣れますが、喋れるようになるわけではありません。
重要なのは、お子さんが状況や意思を言語化できるようになること。その後の教育がより重要であることは言うまでもありません。
お子さんがキンダーでお友達と英語で話しているように見えても、残念ながらそれは「プレイグラウンド イングリッシュ」。将来的にはキンダーの経験はあまり意味が無いでしょう。
例えば、お子さんが悪いことをして「Stop」と注意された場合。お子さんは「Stop」は「止まれ(止めろ)」と認識してはいます。
しかし、重要なのは「なぜStopしなければならないのか」を理解すること。「Stop」の後に先生に英語で注意されて、お子さんはその内容をしっかりと理解できるでしょうか。
母国語をしっかりと理解したうえで勉強する英語と、母国語すら理解していない状態で勉強する英語は異なる種類と考えた方が良さそうです。
保護者同士の付き合い方を重視したい方
幼稚園によって保護者同士の付き合いの密度は違います。日頃の煩わしい付き合いを避けたい方は、日系の幼稚園がおすすめ。
インターナショナルのキンダーはどうしても保護者の参加イベントが多くなったり、保護者同士の付き合いが必要になったりします。
お母さんの英語力がないと、残念ながら園内で浮いてしまいます。(ひょっとしたらお子さんも?)
その点、日系の幼稚園はあまり保護者参加型のイベントがないため、園外で気楽に過ごすことが可能。
朝やお迎えの時間には幼稚園でママ友も作ることができるため、人付き合いが苦手な方でも、ママ友が欲しい方でもメリットを感じることができるでしょう。
日系の幼稚園は先生も日本人が常駐しているので、困りごとの相談がしやすいのもおすすめポイント。
幼稚園選びで忘れてはいけない点
小学生以上のお子さんがおり、下の子をインターナショナル系のキンダーに通わせる場合は注意が必要。
日系と、インターナショナル系の夏休みの期間は異なります。
一時帰国のタイミングなどの調整が面倒になったりするので、兄弟に小学生以上のお子さんがいる方は、日系の幼稚園にすることをおすすめします。
ジャカルタのおすすめインターナショナルキンダー4選
Pondokにあるインターの人気キンダーRaffles Christian School
インターナショナルのインターで日本人が多く通う幼稚園。1歳半~6歳のお子さんが通園しています。日本人が全体の半分ほどおり、インターでありながらお子さんも安心な教育環境が整っているといえるでしょう。日本人スタッフがいるのも嬉しいポイントです。教育方法も面白く、遊びながら英語を学ぶことができる幼稚園です。放課後のプログラムも充実しており、13時半まで預かってくれるので、お母さんも午前中はゆっくり過ごせるでしょう。
コタカサブランカにあるPlay dough(プレイド)
インターナショナル系のキンダーでありながら、その立地から日本人も通う幼稚園です。ご自宅からも近い方も多いのではないでしょうか。
コタカサブランカのアパートの公園で遊ぶため、セキュリティもしっかりしており、とても安心です。ベテラン先生が多いのも嬉しいポイント。
幼稚園~高校まであるJISのキンダー
インターナショナル系のキンダーでお子さんにがっつり育っていただきたい方にはハイブランドのJISのキンダー。
保護者の参加イベントもあるうえ、費用はとても高いですが、園内も広く、本の数などの設備が整っています。会社の補助が出ない限り、キンダーに年間200万円以上も掛けるのは気が引けてしまいますが…。
教育もしっかり行う!Ceria Montessori(チュリア)
日本人も通う通称チュリアはインターナショナル系に通わせたい方におすすめ。
イベントはJISに比べて少なめではありますが、日系より多いといった印象です。日本人も通わせているため、他の日本人に迷惑の掛からない程度の英語力は必要。
ジャカルタのおすすめ日系幼稚園2選
日本の幼稚園と変わりなし!?オイスカジャカルタ幼稚園
園庭に小川が流れており、広々としているオイスカジャカルタ幼稚園。
動物(ヤギ)を飼っているなど、お子さんにとっては申し分ない環境です。毎月のようにイベントがあり、お子さんの成長も感じられることでしょう。
他の日系より、少し費用が掛かります。なお、2018年にオイスカジャカルタ幼稚園のインターナショナル系もできたので、インターナショナル系に興味のある方は、合わせてお調べいただければと思います。
日本人学校の隣に併設!ジャカルタ日本人学校幼稚部
ジャカルタから少し距離のあるビンタロにあるジャカルタ日本人学校の幼稚部。先生もしっかりしており、日本の2年制幼稚園と同じです。通園に時間がかかってしまうのがネック。
ジャカルタのおすすめ幼稚園まとめ
ジャカルタでの生活は何かとストレスを感じられずにはいられません。せめてお子さんには少しでもストレスを感じないように生活してほしいもの。
お友達と遊んだり、幼稚園の出来事を話してくれたりすると、親としてはとても嬉しいです。
インターナショナル系でも、日系でも、お子さんが楽しんで通園してくれるのが何よりの幸せ。
ジャカルタには他にも幼稚園が数多くあります。入園を決める際は、必ず事前に見学することをおすすめします。限りあるジャカルタ生活ですが、お子さん含め家族みんなで楽しめる生活になることを願っています。
(2018年11月22日一部編集)