ジャカルタに家族で駐在することになり、小さいお子さんをどの幼稚園に通わせようか迷っている方は多いのではないでしょうか。
せっかくの海外ですし、昨今はよりグローバル人材が求められている中、幼稚園からインターナショナルスクール(以下、インター校)に通っている日本人も多くいます。
- ジャカルタのインターの幼稚園のおすすめは?
- 日本人が多く通うインターの幼稚園はどこ?
- 家の近くで送迎付きの幼稚園を知りたい!
とお悩みのあなた。
このページでは、日本人も多く通うジャカルタのインターRaffles Christian Schoolの幼稚園について紹介しています。
記事の目次
幼稚園からお子さんをインターに通わせるメリットとは?
家族で海外に暮らすことになったとき、子どもの教育環境への不安は全ての親が抱くのではないでしょうか。
日本国内でも小学校や中学校から私立に通わせるケースが増えている中、海外で住んでいることを子どものデメリットにしたくないと思うのは当然。
しかしながら、海外に住むことがお子さんにとってのメリットになり得ることもあります。
日本では小学校3年生から外国語活動という名の英語教育が始まっており、私立幼稚園でも英語に力を入れているところは多くあります。
ベネッセ教育総合研究所によると、私立幼稚園の約58%が英語教育を取り入れており、幼いころから英語に慣れ親しむ重要性を示唆するデータがあります。
義務教育で必ず勉強する英語。英語が得意であることが、デメリットにはたらくことはないといえるでしょう。
インドネシアのジャカルタには日本人が通園するインター校がいくつかあり、幼稚園~高校までを運営している学校法人や、幼稚園のみを運営している学校法人など、さまざまな種類があります。
早速その中の1つ、Raffles Christian Schoolについて紹介していきます。
Raffles Christian Schoolとは?
Raffles Christian School(以下、ラッフルズ)とは、インドネシアのジャカルタに5つのキャンパスを構える幼稚園~高校までの私立インター校。
2,500人以上を抱える巨大私立校で、日本人が多く住むPondok Indahにも2つ校舎を構えています。
高等部の生徒はインドネシア国内のみの大学進学だけでなく、シンガポールやオーストラリアの大学への進学実績があり、インドネシアの有名私立校といえるでしょう。
以下の教育ビジョンを掲げ、思いやり、正直、尊敬、社会性、奉仕、忍耐力を重視する教育を行っています。
それでは、具体的にラッフルズの幼稚園について紹介します。
ラッフルズの幼稚園は日本人が通うにあたり、環境が整備されている幼稚園の代表格。2歳から6歳までが通うPondok Indahキャンパスの設備やイベントについて細かく紹介していきます。
ポイント①~日本人が多くてお子さんが安心~
ラッフルズの特徴は日本人園児の多さ。2才~6才の合計園児数約90人のうち、半数弱は日本人。
入園当初、お子さんが全く英語を話すことができなくても、日本人のお子さんがいることはお子さんにとっても心強いはず。ご自宅の会話で「〇〇くん、△△ちゃんと遊べて楽しい!」と答えてくれると保護者としても嬉しいもの。
そのうち英語で感想を言うことになったらさらに安心して通園させることができるでしょう。
ポイント②~教育が面白い~
ラッフルズでは、年齢によってレベルの異なる教育が行われます。4才以下のクラスはゲーム感覚。先生が実践を交えてルールを説明し、子供たちがそれを真似ます。
英語の細かいニュアンスが分からずともゲームに参加することができ、それを通して英語が身に付くようなカリキュラムが行われています。
更に小さいクラスでは、ディズニーのアニメーション映画を観たり、切り絵で絵を描いたりと情操教育がしっかりしている印象を抱きます。
一方、5~6才のクラスでは中国語の授業も。中国語の発音を大人になってから学ぶとかなり難しいといわれていますが、子供のころから勉強できるのは大きなメリットであること間違いなし。
教室には、小学校でも習わない「橙」の文字も。色と画を上手く使った展示もされています。
ポイント③~教室には必ず先生が2人~
15人前後の教室には先生が2人います。細かいところに注意が行き届きそうな体制は好感が持てます。インドネシアの先生ですが、英語の発音も綺麗で訛りが付かなさそうで一安心。
日系幼稚園で教えるインドネシア人の先生は日本語がペラペラな方は限定的なので、「幼稚園では英語、自宅では日本語」をハッキリさせる方も多くいます。
ポイント④~放課後アクティビティ~
Co-Curricular Activity として、13時過ぎから2時過ぎまではバレーやサッカー、美術のような創作や英語スピーチなど、さまざまなアクティビティが行われております。お子さんを日替わりで好きなアクティビティに参加させることができます。
ポイント⑤~苦手意識を取っ払うことができる~
国民性と相まって、英語に対する苦手意識を持っている日本人は多くいます。そんな中で英語に対する苦手意識が無ければ、のちの受験勉強にもプラスに働くかも知れません。
日本の最高学府である東京大学に、実は隠れ帰国子女が多いことは知られた話。小学生やそれ以前に海外に住んでおり、英語科目で得点を稼げるうえ、英語の勉強時間を他科目の勉強に充てられるから、と考えられています。
文系でも理系でも英語ができて損することはありません。
インター幼稚園とラッフルズのデメリット
インターの幼稚園に通う方全般にいえますが、お子さんをインターの幼稚園に通わせても、将来的に英語が話せるようになるとは限りません。
もちろん、驚くほど英語を使いこなすお子さんもいますが、「幼稚園で会話しているから我が子はペラペラだ!」という認識は誤り。
また、「受験で英語科目が得意になるかも…」と期待してしまうでしょう。英語の継続的な勉強、受験では英語と日本語を繋ぐ思考力や読解力が求められるので、単に幼稚園でインター校に入れたからといって、英語で苦労しないようになるという訳ではないでしょう。
ラッフルズの幼稚園は、屋内外の遊び場が少し狭いのが難点。外で思い切り遊びまわってほしい場合は、自宅アパートの公園やショッピングモールの遊び場を活用する必要あり。
また、どうしても保護者参加型のイベントやいわゆるPTAのような組織があり、保護者に英語力が求められるケースがあります。
全てをママ友にお願いするわけにもいかないので、コミュニケーションが取れる程度の英語力は求められるでしょう。
困ったときに頼れる日本人スタッフ!
ラッフルズには、日本人のスタッフが常駐しています。お子さんのことや何か困った際には気軽に相談できるのも嬉しいポイント。
また、スクールバスによる送迎もあり、日本人が多く住むPondok IndahやPakubuwono周辺のアパートはもちろん、Senayanまで送迎があり、お子さんが帰宅するまでの時間を自由に使えるのもありがたい点。
ジャカルタのおすすめ幼稚園ラッフルズのまとめ
日本では、私立幼稚園は年間平均約50万円、保育園では約30万円、英語教育をしっかり取り入れているプレスクールは100万円~180万円とされています。
一方、ジャカルタでインター校に通わせると80~90万円(施設利用料含む)ほど。決して安い授業料ではありませんが、日本では経験できない体験を子どもにさせてあげるには絶好の機会であることは間違いありません。
日本人も多くおり、サポート体制も充実しているラッフルズ幼稚園。お子さんにとって忘れられない経験になるのではないでしょうか?