ボロブドゥール遺跡がある旅行地としても有名なインドネシアのジョグジャカルタ。世界各国から旅行客が訪れるインドネシアの中でも魅力的な街のひとつです。
そんなジョグジャカルタですが、ボロブドゥール遺跡以外について知っている方はどれほどいるでしょうか。
- ボロブドゥール遺跡以外にも観光名所を知りたい
- ジョグジャカルタのおすすめ旅行スポットはどこ?
とジョグジャカルタに旅行に行く前に情報を集めたいあなた。絶対に外せないおすすめ観光スポットから旅行前に知っておきたい情報まで網羅します。
インドネシアのジョグジャカルタを旅行する前に少しでもジョグジャカルタについて知りたい方は是非ご覧ください。
記事の目次
最大の魅力は世界遺産『ボロブドゥール遺跡』
参照:Instagram(ahmadk0808)
インドネシアのジョグジャカルタに旅行に行くときに絶対に外せないスポットはボロブドゥール遺跡。
ジョグジャカルタを旅行する方の100%はボロブドゥール遺跡を巡るのではないでしょうか。
イスラム教徒が約9割を占めるインドネシアにある仏教のボロブドゥール遺跡は、遺跡自体のスケールの大きさだけでなく、インドネシアにおける宗教の伝播という点からも魅力的な旅行スポットです。
現在はイスラム教徒が中心のインドネシアにおいて、時代によって変化する人々の宗教感を感じることができる興味深い遺跡です。
インドから東南アジアに広まった上座仏教の影響を強く受けたシャイレーンドラ王家により、833年まで建築が続いたボロブドゥール遺跡。
5万個以上もの石を積み上げて造り、回廊には1,460枚に上るレリーフから仏教の思想を感じることができるでしょう。
ボロブドゥール遺跡はその後1,000年もの間、誰にも発見されることなく埋められていました。ムラピ山が噴火した際に、大量の火山灰に覆われてしまったのです。
一方で、遺跡群を覆っていた土と遺跡群土台の土の成分が似ていることから、実は隠されたのではないかという説も。
自然の脅威によって埋もれてしまったのか、守るために埋めたのか。歴史の浪漫を感じずにはいられません。
- 丁寧なレリーフの彫刻
- 仏教思想を表した構造や石碑
王族が住む王宮『クラトン』
参照:Instagram(rachmacece)
インドネシアのジョグジャカルタ特別州知事でもあるハメンクブウォノ10世。
ジョグジャカルタ州知事は世襲制が認められており、ハメンクブウォノ10世はスルタン(国王)でもあります。そんな王族が住む王宮クラトンはジョグジャカルタ旅行で外せない観光スポットの1つです。
博物館として旅行者にも王宮の一部を一般公開しており、観光客が訪れることも可能。ヨーロッパの文化も取り入れた造りは、建築物としてもとても興味深い物。
また、王宮としての豪華な造りだけでなく、宮廷舞踊や伝統演奏も楽しめることができ、ジョグジャカルタに旅行で訪れた際は、必見の観光スポットです。
なお、午後になると閉館してしまうため、旅行で訪れる際は午前中の早い時間に訪れることをおすすめします。
伝統舞踊や伝統演奏のガムランは毎日上演されており、喧騒としたジョグジャカルタ市街地から一味も二味も異なる雰囲気をお楽しみいただけることでしょう。
- ジャワ建築と西洋建築が融合した建築物
- 伝統舞踊や演奏を楽しめる上演会
王宮を訪れた次は水の宮殿『タマンサリ』
参照:Instagram(adityahadiputera)
水の宮殿として知られるタマンサリ。インドネシア語で『花園』を意味します。王宮クラトンからも1kmほどの距離にあり、旅行で王宮を訪れた後に合わせて訪問することをおすすめします。
タマンサリが水の宮殿として知られる所以は屋内外の入浴設備。イスラムの礼拝室、祈りをする前に身を清める湧き水の泉など、宗教儀礼の意味があります。
それだけでなく、タマンサリではスルタン(国王)に仕える女性たちが沐浴をし、スルタンが気に入った女性と夜を共にすることもあったそうです。
タマンサリを旅行で訪れる際に合わせて知っておきたいのが謎の地下トンネル。その地下道は王宮までつながっており、緊急時の脱出経路や秘密の通路ともいわれています。
王宮の地下通路。タマンサリを訪れたら、きっとあなたもミステリーハンターになれることでしょう!
- 当時のスルタンの生活を感じられる設備
- ミステリー満載の秘密の地下道
地元民の生活を感じるならここ!ブリンハルジョ市場&マリオボロ通り
ジョグジャカルタのメインストリートでもあるマリオボロ通りに面しているのがブリンハルジョ市場。
海外旅行で見知らぬ土地を訪れた際は、現地の人々の生活を体感できる市場に行くのが一番。宝石類、生鮮食品、香辛料が売られており、そこで生活している人々の衣食を存分に感じることができます。
四六時中、現地の人々でごった返しており、インドネシアの熱気、勢いを五感で感じられることでしょう。
なお、マリオボロ通りはオランダ植民地時代の政治的中心地。カフェやレストランが軒を連ね、一歩中へ入ると雑貨や衣料品のお店があります。
午前中はあまり混雑していませんが、あえて活気のある夕方に訪れてジョグジャカルタ旅行を満喫するのもありかもしれません。
- 現地の人々の生活を肌で感じられる市場
- お土産を購入できる露店
世界遺産のヒンドゥー教寺院『プランバナン寺院群』
参照:Instagram(thenotoriouspuc)
仏教寺院のボロブドゥール遺跡と並んで旅行先のおすすめはヒンドゥー教のプランバナン寺院群。イスラム教徒のインドネシアで、ヒンドゥー教と仏教の寺院があるのはとても興味深いポイント。
プランバナン寺院群の中央に位置するチャンディ・プランバナンには数々の美しいレリーフが施されています。
周囲にある寺院の中には仏教寺院もあり、宗教の混在が認められます。北部を支配していたボロブドゥール遺跡を建立したシャレインドラ朝と、南部を支配していた古マタラム王国が婚姻関係にあり、2つの宗教が混在したとされています。
互いの宗教を弾圧するのではなく、共存する道を選んだ2つの王朝。現代でも政治と密接にかかわる宗教ですが、ここでは当時のジョグジャカルタの柔軟な宗教観を感じられることでしょう。
- インドネシア最大級のヒンドゥー教寺院
- 仏教とヒンドゥー教の融合
ジョグジャカルタの旅行まとめ
ソノブドヨ博物館やカリビル国立公園など、まだまだ多くの旅行スポットのあるジョグジャカルタ。
インドネシアの中でも古の都の魅力が存分につまったジョグジャカルタは、異文化の魅力を存分に感じられるインドネシアを代表する旅行先です。
連休の旅行先でお悩みの方は、是非インドネシアのジョグジャカルタを訪れてみてはいかがでしょうか。