ジャカルタで最も有名なカフェ バタヴィア!

ジャカルタで最も有名なカフェといっても過言ではないカフェ バタビア。

ジャカルタの北部コタ地区にあるファタフィラ広場に隣接しており、多くの観光客が訪れます。観光名所が少ないといわれているジャカルタでも、ここバタビアは訪れてもらいたい場所のひとつ。

ヨーロッパ風の建築様式や、豊富なコーヒーの種類とフードメニューなど、ジャカルタ市内を観光する際に一味違った雰囲気を楽しむことができます!この記事では、

  • なぜジャカルタのカフェ バタビアはそんなに有名なの?
  • いろいろなところで取り上げられているけど普通のカフェでしょ?
  • カフェ バタビアの名前は知っているけど行ったことがない

という方に向けて、ジャカルタのカフェを50箇所巡って厳選したカフェ バタビアの中身を明らかにしていきます!是非ご一読ください!

Café Batavia
価格 ★★☆☆☆
雰囲気 ★★★★★
★★★★☆
おすすめ度 ★★★★☆

カフェ バタビアのバタビアってなに?


はじめに、バタビアという名前について紹介します。

さかのぼること16世紀。時は大航海時代。ヨーロッパの国々が香辛料貿易の利益を求めて東南アジアに進出するようになりました。当時バンテン王国だったインドネシア。

1619年にオランダ東インド会社(VOC)が首都ジャカルタを制圧し、バタビアに改名しました。現在のジャカルタはその後、1942年までの323年間 バタビアという名で歴史に登場しました。

江戸幕府が開かれたのは1603年。ミッドウェー海戦やガダルカナル島の戦いが1942年なので、日本が江戸、明治、大正、昭和の激動の時代の最中、ジャカルタはずっとバタビアでした。

カフェ バタビアを日本に置き換えると「カフェ江戸明治大正昭和」といったところでしょうか。『バタビアはジャカルタの旧称で300年以上その名が続いた』と覚えておけばよいでしょう。

なお、1942年に日本軍がインドネシアのほぼ全域を占領した際にジャカルタに改称したとされています。

カフェバタビアはジャカルタの歴史と共にあり!?


現在のカフェバタビアの建物はとても古く、外観はジャカルタの街では見かけないコロニアル様式。店内にはアンティークのテーブルや椅子が並んでいます。

カフェバタビアのある建物は1805年に建設が開始され、VOCのアドミニオフィスとして使われていました。

バタビア時代の市庁舎をはじめ、ファタフィラ広場を取り囲むように当時建設された建物が立ち並んでいます。

コロニアル様式
建築・工芸様式の1つ。現地の材料や風土と、西洋の建築様式の結合が見られる。ヨーロッパの植民地だった東南アジアに見られ、大きな窓やベランダなどがその特徴。

1800年頃の人々はどういった暮らしをしていたのでしょうか。食事をしながら旧市庁舎やファタヒラ広場を眺められるカフェバタビア。優雅な時間を過ごせる雰囲気です。

店内の雰囲気は中世のヨーロッパ!?


チーク材で作られたと思われるテーブルやチェア。硬質で腐りにくいチーク材のそれらは重厚感があり、当時から使われてたのではと思うと胸が躍ります。

当時の上流階級の人々はこのような雰囲気で食事をしていたのかなと、つい思いを巡らせてしまいます。


日本では滅多に見かけないレトロなカフェの内装は、視覚から楽しませてくれます。おすすめは2階の窓側の席。

カフェの店内は西洋建築の雰囲気ですが、窓の外にはファタヒラ広場でカップルが散歩したり、家族で遊んだりしている姿が。週末になると出店があったり、パフォーマーがいたりします。

広場の対面には旧市庁舎で現在のジャカルタ歴史博物館を望め、それもまたコロニアル様式の建物です。

和洋折衷ならぬ尼洋折衷。特異な景色であることは言うまでもありません。カフェ バタビアはジャカルタにある他のカフェとは一味も二味も異なる雰囲気を醸しだしています。

メニューの種類が豊富!


観光客が多いからか、カフェの食事メニューの種類も多岐に渡ります。サンドイッチやパスタ、ステーキなどの洋食からナシチャンプルなどのインドネシア料理まで、誰と行っても困らないメニューの数です。

写真はインドネシア料理の中で店員さんがおすすめしてくれたナシ チャンプル。ジャカルタ滞在中にインドネシア料理を食べる時間を確保できなかった方には、一度で複数の種類のインドネシア料理を楽しむことができるのでおすすめです。


また、カフェ バタビアで是非注文したいのがコーヒー。コピ・ルアックを含むインドネシア全土から集めた11種類のコーヒーは、どれを注文しようか悩んでしまうでしょう。

ホットコーヒーは飲み方もインドネシアならでは。飲む前に、挽いた粉状のコーヒーがカップの下に沈殿するのを待ちます。風味が強く、コクのあるコーヒーを楽しめることでしょう。

カフェ バタビアの魅力まとめ


インドネシアの首都ジャカルタは、カフェバタビアのあるコタから発展したといわれています。コタはVOCの影響を強く受けたエリアで、今もなお当時の面影を残します。

そのエリアで代表されるのがカフェ バタビア。カフェ バタビアのあるファタヒラ広場の周囲にもコロニアル様式の建物が多く、川沿いを散歩するのもおすすめです。


また、休日の昼過ぎと平日の夜はバンドの生演奏もあります。昼も夜も楽しめるカフェ バタビア。是非皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか?

Café Batavia
電話番号 021-691-5534
公式サイト www.cafebatavia.com
住所 Taman Fatahilah, Jl. Pintu Besar Utara No. 14, Kota, Jakarta
営業時間 日~木:8:00~24:00 金土:8:00~25:00
定休日 無し

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