赤道直下の国インドネシア。日本と異なり春夏秋冬がなく、季節は一年中夏。日中の最高気温は1年中一定ですが、雨季と乾季があり、雨が降る時期と雨がほとんど降らない時期に分かれています。
そんなインドネシアですが、
- インドネシアは1年中暑くて大変そう
- インドネシアの平均気温は？
- インドネシアの雨季と乾季の時期が知りたい！
と思っているあなた。
インドネシアの年間の気温や雨季・乾季の時期から、実際に住んでいる人が抱く印象について紹介しています。インドネシアに訪れる際は是非気温情報を参考にしてみてください。
記事の目次
インドネシアの年間平均気温のデータ！
春夏秋冬のある日本では年間の平均気温は意味を持ちませんが、インドネシアは常夏な国なので、平均気温を知っておいても損はありません。ずばり、年間の平均気温は29度。
日本で平均気温が29度になるのは7月や8月なので、1年中日本の夏と同じくらいの気温と思っている方も多いのではないでしょうか。
日本の7、8月の気温と同じくらいというのは、決して間違いではありませんが、インドネシアに実際に私が住んでいて抱く印象は異なります。それぞれの最高気温で比較してみましょう。
日本（東京）の8月の平均最高気温は約40度。一方、インドネシア（ジャカルタ）の8月の平均最高気温は約32度。日本で気温が35度を超える猛暑日が続いている日でも、インドネシアでは猛暑日になる日はあまりありません。
そのため、インドネシアに住んでいて夏休みに日本に帰国すると、「インドネシアより日本の夏の方が暑い！」と感じざるを得ません。
日本の夏の方が暑く感じる理由の1つに、湿度が関係しています。日本の夏は湿気があり、じめじめと感じる方も多くいます。
インドネシアは気温が高くても、特に乾季はカラッとしているため、暑苦しさを感じにくい傾向にあります。
一年中晴れではない！？湿気や降水量について
インドネシアにある雨季と乾季。1年間の内、毎日のように雨の降る時期と、ほとんど雨の降らない時期に分かれます。雨が降ると気温も一時的に下がったように感じます。一般的に、雨季は11月～3月。乾季は4月～10月といわれています。
雨季には数十分～2時間ほど土砂降りの雨が降り、水はけの悪い道路では、車が通行できないほどの水溜まりができることは日常茶飯事。現在では下水道が多少改善されましたが、一昔前のインドネシアでは、自宅からボートで脱出するといったこともありました。
雨季に雨が降るのは当然なので、インドネシアの人は特に驚きません。レインコートを着たり雨宿りをしたりしてその場をしのぎます。雨が降ったら傘を差して移動するのではなく、雨宿りをする人が多い印象を抱きます。
雨が降ると、渋滞が激しくなる点も注意が必要。雨のせいでバイク利用者が車を利用したり、水溜まりで道がふさがれてしまったりと、いつも以上に激しい渋滞に巻き込まれます。雨の日に移動が必要な場合は、いつも以上に時間に余裕をもって行動しましょう。
特にバリで注意したい強烈な紫外線！
参考サイト：FINNISH METEOROLOGICAL INSTITUTE
インドネシアを含む赤道付近は気温だけでなく紫外線がとても強いです。気持ちの良い天気ともいえますが、太陽の日差しをダイレクトに浴びている感覚は、お肌と目には悪影響。たとえ気温が高くなく、天気が曇りでも紫外線は受けています。
ゴルフなどのスポーツを行っている方でも、風通しの良い生地の長袖を着ている方を頻繁に見かけます。観光でインドネシアを訪れる際は、服装にも注意した方が良いでしょう。スポーツ店で売っているウェアやサングラスを持っていくことをおすすめします。
レストランや土産物屋はエアコンで冷えているので、日焼け防止以外にも防寒対策にも使えます。UVカットの日焼け止めも決して忘れずに！
気温に騙されるな！？温度調節可能な服装は必須！
インドネシアでは、日中は半袖半ズボンで行動できるほどの気温です。しかし、一歩モールやレストランに入ると、エアコンはがんがん効いています。
ここまで寒くしなくてもよいではないかと思うほど、涼しく感じます。外と中で寒暖の差が激しいので、寒さが苦手な方は長袖を持ち歩くことをおすすめします。
また、雨季には、インドネシア人でも朝晩は長袖長ズボンを着ている人を見かけます。寒さや低い気温に慣れていないからかもしれませんが、日本人でも涼しさを覚えるほど。
特にバリなどの観光地に行ったら、サンダル＆ハーフパンツで行動したい気分になりますが、少し高級なレストランでは入店を拒否される可能性も。TPOに応じた服装を心掛けましょう。
インドネシアの気温まとめ
インドネシアに訪れる際は「乾季は暑い、雨季は朝晩の冷え込みあり、エアコンがんがんで紫外線最強！」と覚えておけば、問題ないでしょう。今回ご紹介した天気や気温は主にジャカルタです。
バンドンなどの標高が高い地域は気温が異なるので、実際に訪れる前に更に詳しく調べることをおすすめします。
