赤道直下の国、インドネシア。インドネシアでは日本では値が張る高級フルーツも比較的リーズナブルに手に入れることができます。日本で一般的に見かけるフルーツはみかんやリンゴ、イチゴなど。日本国内でも収穫できるフルーツは日本の方が美味しいですが、インドネシアには誰もが知るフルーツからマイナーなものまで、種類が豊富にあります。
- インドネシアで美味しいフルーツを食べたい!
- インドネシアのおすすめフルーツは何?
- フルーツを美味しく食べられる時期はいつ?
この記事では以上のような気になるポイントについて紹介しています。インドネシアに旅行で行かれる方やインドネシアのフルーツについて知りたい方は是非参考にしてみてください。
記事の目次
食べなきゃ損!インドネシアの美味しいフルーツ7選!
インドネシアでは市場やスーパーで簡単に美味しいフルーツが手に入ります。これまではフィリピンやタイと比べて品質に劣るといわれてきましたが、年々フルーツの輸出量も増加。
そんなインドネシアで必ず食べたいフルーツ7種類を紹介します。健康にも良いことだらけなので、是非日常的にフルーツを食べてみてはいかがでしょうか。
フルーツの女王様!?マンゴスチン
ビクトリア女王に「我が領土にマンゴスチンがあるのに、これを(食べたいときに)味わえないのは遺憾の極みである」と言わしめたほどのフルーツがマンゴスチンです。
インドネシア語ではManggis(マンギス)。世界三大美果の1つとされており、ビクトリア女王のようにその味に惚れ込む人は数知れず。
分厚い皮の中にニンニクを思わせる形状の果実があります。白くて傷一つない綺麗な果実を目にしたときは思わずテンションが上がってしまいます。程よい酸味と甘い果実は一度食べたら病みつきになること間違いなし。
そんなマンゴスチンですが、何も知らなければ美味しいマンゴスチンを見分けるのは至難の業。美味しいマンゴスチンを見分ける上で重要なポイントは、以下の4つです。
- ①皮が柔らかいこと
- ②皮がすべすべした濃い紫色のもの(傷ものや茶色いものはNG)
- ③ヘタが鮮やかな緑色のもの
- ④小さいマンゴスチン(種が少なく甘さが凝縮されている)
なお、11月~3月が美味しいマンゴスチンのシーズンです。
世界三大美果の1つ、マンゴー
マンゴーは言わずと知れた大人気フルーツ。東国原氏が宮崎県知事になった際はメディアでも宮崎マンゴーが度々取り上げられました。品種は異なりますが、日本では1つ5,000円を超える価格が付くこともあり、高級フルーツのイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
インドネシアのスーパーでは1つ200円前後で売られており、マンゴーの時期になるとスーパーに行くのも楽しくなります。完熟したマンゴーはジューシーでトロっとしていてとても甘いです。
凍らせてフルーツシャーベットとして贅沢に食べるのもありです。
美味しいマンゴーを一度食べたら、あまり甘くないものに当たると絶望してしまいます。熟した美味しいマンゴーの特徴は、柔らかさと香り。熟しているものは柔らかく、ヘタの上から甘い匂いがします。
スーパーに売られているマンゴーは長持ちするように熟れていないものがあるので、購入してから直射日光を避けて2日ほど置いておきましょう。
雨季の前半10月~12月頃はインドネシア国内産の美味しいマンゴーが食べられる時期と言われていますが、1年を通して販売されているのでいつでも美味しいマンゴーが入手可能です。
一度は経験したい果物の王様、ドリアン
インドネシア語でDurianと書くドリアン。Duriはトゲを意味しており、見た目のトゲトゲからドリアンと呼ばれています。ねっとりとしていて甘くて濃厚なドリアン。
好き嫌いが分かれる果物の代表ですが、好きな人は果物の王様と言われることに納得しています。インドネシアのスーパーの独特なニオイはドリアンから。
匂いが店内に充満しないように、入り口付近に置かれていることが多いです。
雨季の後半に食べごろを迎えます。美味しいドリアンの特徴は軽くて色が濃くてトゲが反っている事。そして1番強烈なニオイを発するドリアンを選ぶことをおすすめします。
蛇のフルーツ?蛇模様のサラック!
スネークフルーツの名前の由来はその見た目から。蛇の皮のような果皮で、小さなトゲトゲもあります。インドネシア語ではSalak(サラック)。別名メモリーフルーツとも呼ばれており、カリウムヤペクチンが記憶力向上に良いといわれています。
また、肥満を防止したり目に良かったりと体にも良いフルーツ。尖っている部分をつまんでひねれば、簡単に皮が剥けます。その際は渋みが消えるので、薄皮を取ることをおすすめします。
サラック グラ パシールという品種は甘みも強く、リンゴのような食感。インドネシアに滞在中に一度は試してみたいものです。
栄養価満点、ドラゴンフルーツ!
果皮が龍のウロコに見えることからその名が名付けられたドラゴンフルーツ。ピンクの派手な見た目はまさにドラゴン。栄養価が高いのにカロリーが低く、1個当たり約130kcal。食物繊維はバナナの65倍と言われており、見た目に反して女性には嬉しいフルーツです。
種を気にせず食べられるのも嬉しいポイント。
ドラゴンフルーツは果肉が白いホワイトピタヤと赤紫色の果肉のレッドピタヤなど、いくつかの種類(色)がありますがスーパーで見かけるのは主にその2つ。いずれも食感も味わいも同じくみずみずしくさっぱりしています。
強い味があるわけではないので、そのまま食べる時はハチミツやヨーグルトと一緒に食べるのもおすすめです。また、サラダに使うなど、料理のアクセントに使う人も。
美味しさは見た目を凌駕、パッションフルーツ
その見た目は「カエルの卵のよう」と例えられることが多いパッションフルーツ。ですが、その味はパッションフルーツ独特のさわやかな甘酸っぱさと芳醇な香り。
初めて食べたときは種に違和感を抱く方もいますが、慣れてしまえば気にせずどんどん食べられます。キウイが好きな方はパッションフルーツも好きな方が多いような気がします。
パッションフルーツのパッションが意味するのは情熱ではなく「キリストの受難」。パッションフルーツが分類されている植物の時計草という花の見た目から名付けられました。
もじゃもじゃフルーツ、ランブータン
インドネシアでRambut(ランブッ)は髪の毛という意味。ランブータンは髪の毛が生えたような見た目をしているため、そう呼ばれています。
柔らかい皮をむくと、白い果実が。ナタデココのような食感の果実は少し酸味があり、ライチに似た味をしています。種が大きくて食べる所が少ないのが難点。悪くなってしまうのが早いため、スーパーで売っているものはどれを選んでも美味しいので買いやすいフルーツです。
まだまだ種類があるインドネシアのフルーツ
インドネシアには今回紹介しきれなかったフルーツが数多くあります。パパイヤやパイナップルなどの有名なものから、サボンやドゥクといった日本ではあまり知られていないものまで、実に多くの果物が市場やスーパーで売られています。
バリやジャカルタ観光の初日に市場でフルーツを買って、試しに食べてみてはいかがでしょうか。お気に入りのフルーツが見つかれば、帰国まで毎日食べ続けられます。
朝食のビュッフェにフルーツが並ぶことも多いので、インドネシアにお越しの際は是非いろいろな種類のフルーツを試してみてはいかがでしょうか。