インドネシアの配車サービスGo-jek。インドネシアの4社あるユニコーン企業(評価額10億ドル以上の未上場企業)の1つで、急成長を遂げています。
配車サービスだけでなく、フードデリバリー、マッサージデリバリー、買い物代行など、移動を伴うサービスを中心に提供しています。インドネシアの渋滞を避けることができる魅力的なサービスです。今回はそれらのサービスの1つであるGo-Foodについて紹介します。
- 実際に使ってみたいけど、インドネシアに来たばかりで使い方が分からない
- インドネシア語で運転手と会話しないといけないの?
- 単にGo-Foodの使い方を知りたい
というあなた。
実際の使ってみた感想を交え、使い方を紹介します。初めて使う方は参考にしてみてください。
記事の目次
フードデリバリー『Go-Food』の魅力とは?
世界でも上位に入るほど酷いインドネシアの渋滞。インドネシアの都市部では年間20日は移動で損をしているという試算があるほど、移動時間は長いです。
そんな時間の無駄を解消してくれるサービスがGo-Foodです。
バイク運転手が料理をデリバリーしてくれるGo-Foodは、慣れればとても便利で使い勝手が良いサービス。
売上の半分以上はGo-Foodが占める飲食店もあるほどで、Go-Foodでインドネシアの隠れた名店を探すこともできるかも知れません。
運転手がお休みの日や料理を作るのが面倒な日は是非Go-Foodを使ってみてはいかがでしょうか。それでは早速Go-Foodの使い方を紹介します。
フードデリバリー『Go-Food』の使い方
お店を選択
Go-jekのアプリ内のGo-Foodをクリックすると、近所のお店(Near Me)やプロモーションを行っている飲食店が出てきます。
基本的にGo-Foodでは、現在地からの距離順に表示されます。
種類別に飲食店を選択することも可能で、その時の気分に合わせた料理が選びやすくなっています。
Rice DelightsやSateではインドネシア料理が出てきますが、近所の屋台も出てくるので、屋台が怖いという方はお店を調べた上で利用すると良いでしょう。
料理を選択
飲食店を選択すると、そのお店のメニューが表示されます。金額が表示されてあるので、事前に金額も分かって安心です。
自宅住所を記入
次に届けてほしい住所を記入します。日本人が住むアパートやコスはアパート名を入力すれば大概出てきますが、一軒家など出てこない場合は、地図上で選びましょう。
内容を確認
アプリに課金をすることで配達料を抑えることができます。アプリ内課金方法は後日紹介しようと思います。料理の金額+デリバリー料金の合計がRp.117,000と確認し、内容に問題が無ければOrderをクリック。
場所により程度の差はありますが、モールなどのお店の場合は数秒で運転手が捕まり、運転手の現在地が表示されます。
運転手とのやり取り
運転手により異なりますが、メッセージや電話で注文をダブルチェックする運転手が多くいます。
「Siang. Sesuai aplikasi(アプリの通りでいいですか)?」と言われるので、適当に「Iya」なり「OK」なり返答しましょう。返答しないと電話が掛かってくるでしょう。
いきなり電話をしてくる運転手もいるので、電話が苦手な方はこちらが先に「Sesuai aplikasi」と伝えれば大丈夫です。
料理の受け取り&運転手の評価
運転手が自宅(アパート)に到着したら再度メッセージや電話が掛かってきます。「Sudah sampai(着きました)」と言われるので、ロビーのあるアパートに住んでいる方は「Tolong tunggu di lobby(ロビーで待っていてください)」と伝え、ロビーに食べ物を受け取り、料金をお支払いして完了です。
フロントに連絡を取り、部屋まで持ってくるよう伝える出不精の方もいるようです。
料理を受け取ったらドライバーの評価があります。特に問題が無ければ5点を付ける人が多いです。
尚、インドネシアでは現金払いの際、お釣りを持っていない運転手に頻繁に遭遇します。そういった不便を解消する為にもアプリ内で課金をしておくと便利です。アプリ内課金の方法は後日紹介します。
Go-Foodの注意点
注文時の表示金額にTaxやService Chargeを上乗せされるお店もあり、金額が変更される可能性があるので注意しましょう。尚、マクドナルドなどのファストフードだとTaxの上乗せはありません。
Go-Foodの料金システム
Go-Foodの注文時に表示される金額はお店で購入する金額の+15%ほど。その理由は売上の15%がGo-jekに渡るというシステムなため。
キャッシュで購入する場合、飲食店はGo-Food経由の売上の約15%をGo-jek側に支払います。
一方、アプリ内課金のGo-payで購入した場合、飲食店は月末にGo-Food経由の売上の約15%を引いた金額をGo-jek側から受け取ります。
Go-Foodについてのまとめ
インドネシアに住んでいると、専属運転手がいない場合やホームパーティーをする時など、Go-Foodは非常に使い勝手の良いサービスです。
住所が分からない運転手に道を説明する機会も稀にありますが、Go-Foodではインドネシア語での会話もさほど必要ではありません。
慣れてしまえば休日は必ずGo-Foodを注文するという方もいるほど。出不精な方は部屋着で飲食ができると、Go-Foodを重宝しているようです。
皆さんも一度試しに使ってみてはいかがでしょうか?
【2019年6月追記】
Gojekを利用した際の詐欺被害が発生しています。
GOPAYでGojekまたはGofoodをオーダーし、乗車してもいないのにドライバーが乗車、オーダー完了をします。するとドライバーから電話が掛かってきて「本当に申し訳ない。返金するからSMSに送られた番号(コード)を教えてほしい」と必死に謝罪・お願いされます。もしそのコードを教えると、アカウントが乗っ取られ、GOPAYや別のプルサに課金されます。
Gojekのペナルティは年々厳しくなっており、利用者にミスを通報されるとドライバーのアカウントが凍結されます。
GOPAYはプロモーションもあり、上手く活用できれば便利ですが、こういった新手の詐欺にも注意する必要があります。